民話あらかると

民話とはなにか      

 民話とはなんなんだろうか。

 『民衆の中に生まれ、かつ民衆に伝承されてきた文芸としての民間説話。昔話・伝説など。folktale:講談社日本語大辞典』

 辞書にはこのように書かれています。

 明治以降、民俗学が起こり、民話の収集が行われました。

 大手出版社からは、数十冊にもなる大型の民話全集なども多数発行され、現在に至っています。

 でも、それら収集された『民話』は、ほんとうに民話なのでしょうか。

 私は、違うと考えています。それらは、『民話の記録』であって民話では無いのです。

 なぜか。それは、辞書の記載の通り、民話とは、伝承され(創作され続け)るものだからなのです。

 記録は、ある時点での伝承の断面でしかないのです。

 本当の民話を、日本の文化の一つとして確立したいと、私は考えています。

 民話は、民衆が文芸として創り続けて伝承するものなのですから。

 民話を、本当の民話にするため、庶民が民話を創作する、そんな活動を自らもすると共に、支援する活動をしたいと思っています。





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A.Sasaki@kappauv.com 佐々木