荏柄天神社筆供養(2006年)

掲載日:2006年10月10日

 現代河童の隆盛は、ひとえに、『清水崑』先生の河童漫画が大流行し、その礎になったことは衆目の一致するところです。

 生前、住まいする鎌倉の絵柄天神社に、絵筆を奉納し『筆塚』を造りました。先生の死後、後を継ぐ河童の漫画家、小島功先生や牧野圭一先生が、 その意思を継ぎ、荏柄天神社に『かっぱ筆塚』を建立したのです。

 そして毎年、『かっぱ筆塚筆供養』が開催されています。

 その初回から、河童連邦共和国は参加しています。2006年10月8日、河童連邦共和国の36名の河童が参列して『かっぱ筆供養』が営まれました。

 左の扇は、筆供養に参加し、初穂料を納めた人に渡される扇です。毎年絵柄が変わり、今年は、小島功先生の河童絵でした。

 境内へ導く参道には、左右に漫画の行灯が配置されています。その数はおそらく100に近いのではと思います。

 現代を代表する漫画家が肉筆で絵を描いています。その絵柄は、河童が3分の1位でしょうか。

 境内への石段脇にも行灯は並んでいます。

 境内に入ると、左側には祭壇とそれに続く参列者用のテントがありました。

 右側には、漫画家による似顔絵コーナーが設置されています。5・6名の漫画家が即席で似顔絵を描いています。

 筆塚へ登る手前に、祭壇が設置され神官が祭事の準備中です。

 社の中には、一般から公募した河童の絵が飾られています。
 大きな紙に、参列する漫画家の先生達が、河童の絵を描いています。

 描きあがった河童絵です。


 筆でさらっと描いています。

 小島功先生も、おなじみの色っぽい女性の河童を描いていました。

 
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 祭壇の準備も整い、今回の主催者の一人である小島功先生が確認をしています。

 神官達も緊張気味ですね。


 三人の神官による祭事が始まりました。


 祭壇の脇には、漫画家が描いた河童の絵が立てかけられています。

 祭事もクライマックスです。神官が奉納した祝詞は、故清水崑氏が最初に筆塚を造ったこと、故横山隆一氏がそれを引き継いだことが語られました。

 主催者や関係者が次々と榊を奉納しました。我らが河童連邦共和国名誉大統領である牧野圭一氏も奉納されました。


 いよいよ、供養です。河童の描かれた紙が外されます。

 神官により、神の火がともされました。

 火に入れられる前、参列者に絵が見せられました。


 絵が、焼かれています(お炊き上げと言うそうです)。もったいないとの声も各所から。

 小島功先生が筆を火に入れています。

 牧野圭一先生も続きます。
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 無事に祭事が終わり、歓談する牧野名誉大統領と、田辺事務局長(副大統領)です。

 すべてが終わり、いつもの土産物屋で飲み会となりました。斎藤大統領が、新しい村「京葉かっぱビレッジ」のメンバーを紹介しました。

 秋雨前線が停滞し、台風までが襲来、雨が続いていたのが嘘のように、晴れあがった秋晴れの1日でした。

 河童なのですから、雨でも良かったのですが、それでも、晴天は嬉しいもの、河童連邦共和国国民36名は、気分も晴れやか、楽しい1日を過ごしました。
写真撮影日:2006年10月8日


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