河童石像除幕式と水環境シンポジューム(台湾)

掲載日:2009年7月23日


 台北かっぱ村より、台湾の台北県淡水にある海岸公園の中に建つ『台北県永続環境教育中心』の前庭に、河童の石像を寄贈することになり、その除幕式と、これに合わせて開催された『水環境シンポジューム』に参加しました。

 台北かっぱ村は、その村民の大多数が、戦前に日本語での高等教育を受けており、上手な日本語を話す方達です。今回、日本からは20名近い参加者がありましたが、そのお世話を、台北かっぱ村のみなさまに手厚くしていただきました。 この場を借りて、御礼申し上げます。

 台北市内の「台北華国大飯店」に集合し、用意されているバスに分乗して会場の公園に向かいしました。

 除幕式は、日本から参加の私たちだけではなく、台湾の方達も参加しています。受付所の様子です。

 会場は、「台北県永続環境教育中心(センター)」です。水辺の自然をテーマにしたシンボルマークが掲げられていました。

 センターの全景です。センター内には、子供たちに解りやすく水辺環境保護の大切さを教える展示があります。

 少し早く着いたので、会場には日本からの参加者が先に着席しました。

 セレモニーの舞台です。台湾と日本の地図の間に、河童のイラストが描かれています。

 司会進行は、通訳を含めた二名の女性でした。



 開会宣言に続き、地元の小学生による、歓迎の太鼓演奏がありました。赤い太鼓は中国式ですが、横向きの二つの大太鼓は和太鼓でした。

 とても、小学生とは思えない、真剣な表情での演奏でした。

 台北県の県知事による挨拶です。

 布に覆われていた河童石像の除幕式のため、台北政府代表と河童連邦共和国の代表とが太い大きなリボンを握ります。

 リボンが引かれると、少しずつ石像が見えてきました。


 高さが3メートル弱の、立派な石像が姿を現しました。

 河童石像の前での、幹部の方達の記念撮影です。

 台北県知事から、台北かっぱ村の林村長へ感謝状が贈呈されました。

 石像の台座には、中国語と日本語で河童の心が刻まれています。


 河童石像の全体(正面)です。

 河童連邦共和国を代表し、斉藤大統領が挨拶しました。

 古田元副大統領もお祝いのスペーチをしました。


 台北かっぱ村林村長(本年度より福大統領)からの来場者への挨拶です。

 締めくくりとして、地元の小学生による独楽回しのアトラクションがありました。

 獅子舞も登場です。


 河童石像の前で、日本からの参加者の一部が記念撮影をしています。

 場所が変わり(バスで20分ほど離れた大唐温泉物語という施設です)、シンポジュームの会場です。

 河川の水質改善のための人口湿地につき、国立台湾大学の先生が講演されました。

 台湾大学の李鴻源教授です。


 日本側からは、北海道の豊平川での環境保護の事例説明がありました。

 講演した旭川かっぱ村の上野村長です。


 斉藤大統領から、李教授へ感謝状の贈呈です。

 林副大統領からは、記念品が贈られました。

 シンポジュームの終了後は、台北県の主催による昼食会(本格的なフルコースの中華料理でした)が開催されました。

 昼食を終え、台湾で唯一の石器文化の遺跡に建っている博物館を見学しました。

 巨大な建物です。驚いたことに。石の通路には穴があり、ミスト状の霧が噴出して周囲の気温を下げていました。

 この博物館のシンボルになっている、人の顔が描かれた土器の現物が展示されています。

 左の女性は、この博物館の館長さんです。私たち全員に記念品をくださいました。

 斉藤大統領が日本人を、林副大統領が台湾人を代表して記念品を受け取りました。

 夕食会は、台北かっぱ村の主催で開催されました。

 50名ほどが参加していました。

 歓談する各村の村民達です。

 夕食会が開催された「第一大飯店」です。偶然ですが、私はこのホテルに宿泊していました。

 十数年ぶりの台北でした。ただ、その間に、香港に住んでいたことからまったく違和感は感じませんでした、香港と台湾、同じ民族の国ですから、体制は違っていても、どこか似ているのでしょう。

 ただ、香港に比べて、圧倒的に物価が安いと感じました。感覚的には半分くらいでしょうか。また、公共交通機関の料金は驚くほど安く、気候が暖かいこととも含め、住みやすい国なのではと思いました。

 今回は、まったくの一人旅でした。台北には、同僚も赴任していて(宿泊していたホテルとは数十メートルしか離れていないところにオフィスがありました)アテンドさせても良かったのですが、迷惑になると思い、表敬訪問だけにしました。 よって、除幕式のあった8日以外は、一人で行動しましたが、どこに移動するにも不安感は無く、快適な旅でした。また、快晴に恵まれた旅でもありました。
写真撮影日:2009年7月8日


Albert佐々木の総合メニューへ河童@わ〜るどへ河童連邦共和国へ
A.Sasaki@kappauv.com 佐々木