そしてこの河童伝説の「河童が淵」のすぐ近くに、第三セクター「渡良瀬渓谷鉄道」の駅「水沼」があります。 実はこの駅、温泉のある駅なのです。駅に併設されているのが、「水沼駅温泉センター」であり、このセンターのシンボルが「河童」なのです。 このセンターをベースとして、河童連邦共和国に所属する「わたらせかっぱ王国」があります。共和国に所属するのは、一般には「村」という名称なのですが、 なにしろ、「黒保根村」にあります。村内に村長が二人いたのでは混乱すると、「王国」という名称になっているのです。 国ですから、村長ではなく、国王がいます。現在の国王がどなたなのかは知りませんが、以前は、まだ若い、女王だったこともあったと記憶しています。村おこしなのですね。 かつて、河童連邦共和国が開催する年に1回の河童サミットも、ここで開催されたことがありました。
もっと、河童との出会いがあるかと、期待していたのですが、残念ながらあまり河童とは語らいをできませんでした。しかし、新緑の渓谷の美しさは 堪能することができましたので、行ってよかったと思っています。 まあ、あまりメジャーになり、商業主義プンプンの河童よりは、ひっそりとたたずむ河童もまた良いでしょうね。 心無い男によって、その心を閉ざしてしまっている「河童が淵」の河童です。 「もう十分に時間も経ったのですから、そろそろ、現れておいで」 淵に向かって話しかけてきましたよ。 写真撮影日:2003年6月7日
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