河童博物館
第4A収蔵庫


河童の絵や印刷物を収蔵しています

収蔵品番号:PT100(2006/10/10)
荏柄天神河童絵行灯その9

 荏柄天神社の『かっぱ筆供養』開催にあたり、参道に飾られた漫画の内、河童絵を収蔵します。

 おなじみの小島功先生の作品です。

 現物を収蔵したのではなく、写真だけです。

収蔵品番号:PT099(2006/10/10)
荏柄天神河童絵行灯その8

 荏柄天神社の『かっぱ筆供養』開催にあたり、参道に飾られた漫画の内、河童絵を収蔵します。

 現物を収蔵したのではなく、写真だけです。

収蔵品番号:PT098(2006/10/10)
荏柄天神河童絵行灯その7

 荏柄天神社の『かっぱ筆供養』開催にあたり、参道に飾られた漫画の内、河童絵を収蔵します。

 現物を収蔵したのではなく、写真だけです。

収蔵品番号:PT097(2006/10/10)
荏柄天神河童絵行灯その6

 荏柄天神社の『かっぱ筆供養』開催にあたり、参道に飾られた漫画の内、河童絵を収蔵します。

 現物を収蔵したのではなく、写真だけです。

収蔵品番号:PT096(2006/10/10)
荏柄天神河童絵行灯その5

 荏柄天神社の『かっぱ筆供養』開催にあたり、参道に飾られた漫画の内、河童絵を収蔵します。

 現物を収蔵したのではなく、写真だけです。

収蔵品番号:PT095(2006/10/10)
荏柄天神河童絵行灯その4

 荏柄天神社の『かっぱ筆供養』開催にあたり、参道に飾られた漫画の内、河童絵を収蔵します。

 萩原楽一先生の作品ですね。

 現物を収蔵したのではなく、写真だけです。

収蔵品番号:PT094(2006/10/10)
荏柄天神河童絵行灯その3

 荏柄天神社の『かっぱ筆供養』開催にあたり、参道に飾られた漫画の内、河童絵を収蔵します。

 現物を収蔵したのではなく、写真だけです。

収蔵品番号:PT093(2006/10/10)
荏柄天神河童絵行灯その2

 荏柄天神社の『かっぱ筆供養』開催にあたり、参道に飾られた漫画の内、河童絵を収蔵します。

 現物を収蔵したのではなく、写真だけです。

収蔵品番号:PT092(2006/10/10)
荏柄天神河童絵行灯その1

 荏柄天神社の『かっぱ筆供養』開催にあたり、参道に飾られた漫画の内、河童絵を収蔵します。

 現物を収蔵したのではなく、写真だけです。

収蔵品番号:PT091(2006/10/09)    荏柄天神社筆供養記念河童扇
 鎌倉の荏柄天神社で2006年10月8日に行われた『筆供養』の初穂料を納めた人に渡される記念河童扇です。

 今年は、黄桜の河童絵でおなじみの『小島功』先生の作品が印刷されています。

 私もこの筆供養に参加しました。会場には、小島功先生を始め、河童連邦共和国名誉大統領でもある牧野圭一先生を始めとする、多数の漫画家が参加していました。

 その様子は、河童連邦共和国のページの中に紹介しています。

収蔵品番号:PT090(2006/08/06)
河童京扇子

 古い物では有りません。現代物、普通に売られている京扇子ですが、河童の絵柄だったので購入しました。


収蔵品番号:PT087-089(2006/07/16)
河童図柄マッチ3点

 インターネットで入手したマッチ箱です。

 左から、渋谷の餃子店、有楽町の焼き鳥屋、自由ヶ丘の大衆割烹のマッチです。

収蔵品番号:PT086(2006/07/09)    清水崑(?)河童扇子
 オークションで入手した清水崑氏の署名のある河童をあしらった扇子です。

 一品物ではなく、某企業がお中元用にでも造ったのでしょう。骨には企業名や電話番号が印刷されています。

 現物を見ても良く解りませんが、手描きではなく印刷と思われますが、彩色は手で施されています。墨のみ印刷し、水彩絵の具で色を職人が入れたのかも知れません。

 この扇子についてコメントが寄せられました。

 図柄の様子から、作者は「清水崑」ではなく、「跡部白烏子」ではないかとのことです。

 確かに、作風が「清水崑」とは違っています。「跡部白烏子」の作品を持っていないのでなんとも言えませんが、このデザインには 見覚えはあります。もちろん、「清水崑」ではない作者名だったと記憶しています。

 ただ、右下に「崑」の署名があります。

 手描きの色紙などでしたら、高く売るための偽造やニセモノもあると思いますが、これは配り物用の印刷物です。「崑」の署名が有名だからといって、 絵は真似ずに、署名だけを偽造するというのもちょっと考えにくいと思います。

 「跡部白烏子」が「崑」の署名を使っていたのか……。さて、真相は(^ム^;)

収蔵品番号:PT085(2006/06/18)
鳥取サミット記念酒(ラベル)

 河童サミット鳥取を後援した地元鳥取かっぱ村が参加者に提供した記念のにごり酒です。

 もっとも、中身の酒よりも、鳥取かっぱ村のシンボルマーク、妖艶な女性河童のイラストをあしらったラベルに意味があるので、印刷物のカテゴリーに収蔵します。


収蔵品番号:PT084(2006/06/18)
第19回河童サミット記念団扇

 河童サミット参加者に配布される恒例の河童団扇です。


収蔵品番号:PT083(2006/03/18)
河童の描法

 この河童博物館にも収蔵されている河童の絵を描かれている画家の皆様が、その手法を紹介する本です。

 執筆しているのは、「岩崎巴人」「伊藤薫風」「大瀧巨峰」「佐々木鐵心」「鷹野原鳳悦」「山本正雄」「山田玉鐘」の各氏です。

 平成3年、秀作社出版株式会社から発行されています。

収蔵品番号:PT082(2006/02/19)
平成十八年黄桜カッパカレンダー

 小島功氏の漫画で構成された『黄桜酒造株式会社』のカレンダーです。

 浅草曹源寺でのかっぱ寺新年会で入手しました。

 これまでも、参加のたびに頂いていたのですが、カレンダーとして使っていました。今は手元にありません。

 今年からは保存しておこうと考えています。

収蔵品番号:PT081(2006/02/01)
小川芋銭(河童百図)

 PT008で紹介した本の中で、小川芋銭翁が、河童百図を描き出版していたことが記されていました。探していたところ、オークションに出品されたので、落札しました。

 もちろん、1938年に出版されたオリジナルではなく、1978年に一般市販された復刻本です。

 色刷りは無く、黒一色です。同じ芋銭の河童図である、PT008に掲載されている作品は含まれていません。

 復刻版ですので貴重本ではありませんが、芋銭翁が亡くなる1年前に出版された歴史的な本です。入手できたことはラッキーでした。

 この『河童百図』を詳しく紹介したWebページがあります。百枚すべての絵の画像と説明を読むことができます。

  http://www.ushiq.net/~wsen/kappa.htm

収蔵品番号:PT075-080(2006/01/21)    川端龍子河童絵葉書
 洋画家川端龍子の記念館(東京都大田区)にて購入した河童の絵葉書6点です(10年以上前です)。

 この作品も、小川芋銭の流れを感じさせる河童です。漫画の河童達とは、どこか流れが違いますね。


収蔵品番号:PT074(2006/01/20)
河童顔のシール

 書棚を整理していたら出てきました。おそらく、15年ほど前の物でしょう。

 河童の色々な顔がシールになっています。

収蔵品番号:PT073(2006/01/14)    河童百態(児玉三鈴)
  
 日本画家児玉三鈴氏の河童画集です。

 ご覧のように、どこか小川芋銭の流れをくむ河童ですね。


収蔵品番号:PT072(2005/12/18)
清水崑河童団扇

 オークションで入手した古い団扇の中に入っていました。

 虫食いが目立つ団扇です。おそらく、蔵の奥にでも長く保管されていたのでしょう。

 裏面には、『マルヤス呉服店』と3桁の電話番号が印刷されています。表にはご覧の通り「サクラ日本学生服」の印刷があります。

 描かれている河童は、おなじみの漫画家『清水崑』氏の絵ですね。

収蔵品番号:PT071(2005/11/13)
小島功木版画展案内河童はがき

 2005年11月9日より27日まで横浜元町で開催されている「小島 功 木版画展」の案内はがきです。

 小島先生というと、妖艶な女性の河童が特徴ですね。奥様がモデルとのこと。お会いしたいものです(^ム^;)

収蔵品番号:PT070(2005/10/16)
河童団扇

 オークションで入手した古い団扇5枚の中に、河童の絵柄が入っていました。

 秋田県の十和田町の自転車屋さんが、顧客に配った物のようです。

 5枚の裏側に印刷された電話番号などをの内容から、年代はおそらく昭和30年前後ではないかと思います。

収蔵品番号:PT069(2005/09/18)
小川芋銭鯉と河童

 オークションでの入手です。

 「肉筆」とのコメント付きの出品でしたが。肉筆のはずはありませんね。

 肉筆の本物だったら、色紙であっても数十万円はしますからね。これは、精巧な複製でしょう。

 少なくとも、単純な印刷物ではありません。表示はありませんが、大塚工藝社は多数の芋銭作品の複製を作成して 販売していましたから、その中の一つではないかと思います。

収蔵品番号:PT068(2005/09/18)
鍔型河童版画

 YA440をお送りいただいた時に、おまけで入っていた版画です。

 作品の台紙の裏面には、広島市のお住まいの「吉本政幸」の名前が印刷されていました。おそらく、作者なのでしょうね。

収蔵品番号:PT067(2005/08/14)    第18回河童サミット記念団扇
 河童連邦共和国主催、第18回河童サミット定山渓の記念団扇です。


収蔵品番号:PT066(2005/08/14)    走る河童扇子
 オークションで入手しました。新品ではありませんが、程度の良い製品でした。

 軽妙な走る河童の絵が、手書きで描かれています。

収蔵品番号:PT065(2005/08/13)
助六(萩原楽一)

 オークションでの入手です。

 出品者はもしかすると本物と思っていたかも知れませんが、拡大(普通の拡大鏡で見ても解ります)してみるとグラビア印刷のメッシュがかかっていて、 美術複製品とも言い難い、普通の印刷物です。

 おそらく、土産物かなにかだったのではと思います。

 もちろん、PT061-063の物とはまるでレベルが違います。


収蔵品番号:PT064(2005/07/24)
温泉につかる河童絵葉書

 まめまりもさん寄贈作品その3です。

 ほのぼの河童のイラストが絵葉書になっています。




収蔵品番号:PT063(2005/07/17)
桃と河童(萩原楽一画)

 こちらもオークションです。

 署名の書体が見慣れた萩原楽一氏のものとは違います。ただ、絵は間違いなく楽一氏の絵ですね。

 書かれた時代が大きく違うのでしょうかね。もちろん複製でしょう。

収蔵品番号:PT062(2005/07/17)
瓢箪を持つ河童(萩原楽一画)

 オークションでの入手です。

 PT061よりは汚れも少なく、程度は良好です。おそらくこれも複製でしょう。

収蔵品番号:PT061(2005/07/07)
べこと河童(萩原楽一画)

 Yahoo!オークションで入手しました。出品者は真筆ですとのことでしたが、安かったので疑っていました。

 単なる印刷物ではないようですが、真筆ではないでしょう。おそらく、精巧な複製であると思います。

 岩彩方式と呼ばれる複製の手法があり、その手法を使って美術品を安価に供給する会社があります。もちろん、偽物を造るということではなく、 本物の味わいを損ねることなく注意深く作成されていますから、本物の値段からすると桁違いに安いですが、そこそこの価格(新品の額に入って数万円)はします。 そんな製品ではと思っています。

 ただ、ガラスやプラスティックなどで覆われておらず、空気にさらされ、煙草の煙が紙に染込み、すっかり茶色くなっています。

 おそらく、表具師に漂白を依頼したら、入手した価格の10倍以上も請求されるでしょうね(^ム^;)

収蔵品番号:PT058-060(2005/06/11)    光文社河童しおり3点

 光文社の文庫本に入っていたしおり3点です。

 光文社といえば、カッパブックスですものね。

収蔵品番号:PT057(2005/05/21)
1950年代河童絵葉書その3

 7枚の内に唯一横にアングルをとった絵です。

 川端に座り、何か物を思う河童。

 7枚の中では、私が一番気に入った絵です。

 これらの7枚の絵葉書を寄贈していただいたのは、サンフランシスコで和服や日本のアンテーク、雑貨などを扱う素敵なお店を経営している「ASAKICHI」さんです。

 お店のホームページをご覧ください。ASAKICHI

  収蔵品番号:PT054-056(2005/05/21)     1950年代河童絵葉書その2
    

 50年の年月を経て日本に里帰りした絵葉書は7枚でした。

 購入した方は、1948年に来日し、慶応大学の図書館建設に従事した米国人とのことです。


  収蔵品番号:PT051-053(2005/05/21)     1950年代河童絵葉書その1
    

 サンフランシスコ在住の方から送っていただいた絵葉書です。

 1954年に購入した物のようです。写真はハトロン紙にくるまれたままで撮影しました。青い縦長の印はハトロン紙に押されています。

 ハトロン紙をはがせば、もっと鮮明な映像になるとは思うのですが、劣化する可能性があるので、包まれたままで画像処理しました。

収蔵品番号:PT049-050/FC421-422(2005/05/15)
飲河童ぽち袋と千社札
 

 同じ図柄の「ぽち袋」と「千社札」です。

 どちらも、この博物館に多数収蔵されているコレクションを集めた「二川文子」さんのオリジナルです。

 もちろん、これらも、和紙に木版手刷りです。

収蔵品番号:PT048/FC420(2005/05/15)
河童千社札

 江戸伝統技術を継承する、台東区の木彫看板製作所「福善堂」の千社札です。

 一般的な千社札よりもかなり大きく、長さが17センチほどもあります。

 そしてまた、江戸の文化を引き継ぐ純正の千社札ですから、もちろん、和紙に木版手摺りで印刷されています。


収蔵品番号:PT042-047/FC406-411(2005/05/06)
河童レターセット

 河童のイラストの入ったレターセットです。

 3種類のイラストの封筒が各3枚に、同じ図柄の便箋が3冊のセットです。


収蔵品番号:PT040-041/FC404-405(2005/05/06)
九千坊シール

 河童中国渡来地として知られる九州八代に1988年「河童共和国」が建国されました。その時に記念として製作されたシールが2種類です。

 河童渡来説とは、中国の山奥、パミール山地に棲んでいた河童の一族が、約2000年前、猛烈な寒気の襲われたため、発祥の地を離れ武将九千坊に率いられた 一族は中国東部に棲み付いた。

 約1600年前、怪物海若による襲撃を受けた一族は、ふたたび九千坊に導かれ日本の九州八代に流れ着き、日本の河童の祖となったとの伝説です。


収蔵品番号:PT035-039/FC388-402(2005/05/05)
せいかん訓笑帖
(河童版画)

 木版刷りの版画集(オリジナル)の中に、河童の版画が15点ありました。その中の2枚です。

 作者の「聖観酔人」がどんな方なのかは解りませんが。河童の「見ざる聞かざる言わざる」の絵の上に、『いやなこと 水に 流して 九十才』 と書かれた1枚がありました。かなりの高齢の方ではないかと思います。


収蔵品番号:PT027-034/FC380-387(2005/05/05)
版画の河童絵葉書

 こちらは8枚組の中の2枚です。

 いかにも男性的な版画ですね。

 作者は、本庄基晃氏です。昭和13年生まれとのことですから、60代後半の方ですね。長野市在住とのことです。

 芸大で油絵を専攻中に失明、仏教の世界に入り、その後、奇跡的に片目だけ視力を回復。石仏の絵から河童に転じたそうです。


収蔵品番号:PT022-026/FC375-379(2005/05/05)
水彩画の河童絵葉書

 5枚組の中の2枚です。

 水彩画が独特のやわらかい雰囲気が素敵です。

 私が購入した物ではないので、残念ながら作者のプロフィールが解りません。

 ご存知の方がいらっしゃったら、お教えください。

    収蔵品番号:PT020-021/FC376-77(2005/02/27)  河童交合絵巻

 河童の男女を使って描かれた交合絵巻です。

 赤と青の二巻で組になっています。

収蔵品番号:PT019(2005/02/05)
河童と鯰

 恒例の浅草曹源寺でのかっぱ寺新年会でいただいたはがき絵です。

 描かれた方は、駒ヶ根天竜かっぱ村村民の「石塚利徳氏」です。

 毎年たくさんのはがき絵を描かれお持ちいただき、お土産に配ってくれています。さすがに手馴れ、見事な絵です。

 ただ、タイトルに「河童と鯰」と書かれています。その鯰(なまず)に「ウナギ」と振り仮名が……。

 絵はなまずですよね(^ム^;)

収蔵品番号:PT018/FC109(2004/10/10)
清水昆作「河童神輿」

 清水昆氏の描いた、縦が35センチ、横が48センチと大きな版画です。

 神輿が担ぎ手の肩から離れ、宙に舞っている勇壮な姿を生き生きと描いていますね。


収蔵品番号:PT017/FC052(2004/08/18)        版画:海女と河童

 FC001で紹介した、江戸羽子板の原画として使われた版画です。


FC001(その他のコーナーに収蔵)
 羽子板では、下側の海女が何を見ているのかが解りませんでしたが、原画では上下が逆になり、水中で河童に襲われている 朋輩を心配して見ている目線であることがわかります。

 さて、羽子板を入手してから、同じ図柄の版画を偶然見つけて買い求めたのか、版画を先に手に入れ、その図柄で羽子板を 特注したのか、今のところ解りません。想像すると後者のようなのですが、後日確かめようと思っています。



収蔵品番号:PT016/FC051(2004/08/18)
短冊:山頭火句と絵

 放浪の歌人「山頭火」の句、

 「今日いちにちの おだやかに 落ちる日」

 と、河童がたたずむ絵の短冊です。もちろん、印刷ではなく、肉筆画です。

 机の脇に飾っていますが、見るたび、ほのぼのとした幸せな気分にさせてくれる逸品です。

 作者は「林氏」です。


収蔵品番号:PT013-015/FC039-41(2004/08/16)
かっぱ団扇

 
 扇子(せんす)に続き、団扇(うちわ)3種類です。

 柳に芸者の河童、福を招く大黒河童、河童の関取の絵柄です。

 3枚とも印刷ではなく、手で描かれた肉筆画です。落款には「林」とあります。おそらく、何度も逢っている先生とは 思うのですが、どの方なのか、定かでは無いのです(^ム^;)。河童の集まりで時々お目にかかる画家の作品です。

 汚れ防止に、ラップをかぶせてあるので、ちょっと光って見にくいかも知れませんが、ご容赦ください。


  収蔵品番号:PT011-012/FC037-38(2004/08/15)   かっぱ扇子(その2)

 ET0001で紹介した、江柄天神の筆供養で配られる「かっぱ扇」のお仲間です。

 どちらも、横山隆一氏の筆になる河童ですね。

 今年は、日程の都合がつかず、参加できなかった筆供養(毎年1月25日)ですが、なんとか来年は参加したいと思っています。


  収蔵品番号:PT010/FC008(2004/08/07)   河童集成

河童合作10図より

 上田耕作氏による河童の版画と、天江富弥氏の文による河童詩画集です。

 文章を書いている天江富弥氏は、童話作家であり、居酒屋の亭主。そうです、私も仙台に行くたびにお寄りする、「炉ばた」の先代の ご主人です。河童愛好家だったなんて、今までまったく知りませんでした。

 上田耕作氏のことは良く解らないのですが、略歴を読むと、仙台で活躍していた版画家のようです。仙台の老舗デパート「丸光」や、 「三越」、書店の「丸善」などで個展を開催しています。

 この本は、1984年に、1000部限定で丸善仙台支店が発行したものです。


  収蔵品番号:PT009/FC003(2004/08/05)   芋銭子名作集

河童三十二態より

 この本も、芋銭翁の作品集です。初版は昭和十九年に1500部発行されています。

 入手したのは、1982年に500部限定で復刻された本です。

 小川芋銭の代表作が収録されている中に、河童三十二態と題するシリーズが掲載されています。

 この本も、手に入れることが難しい希少本の一つです。


  収蔵品番号:PT008/FC002(2004/08/03)   芋銭子作品選集

河童十二題より

 この本も、「二川コレクション」の一部です。

 河童の絵で有名な文人画家、小川芋銭の昭和十七年に発行された本の復刻本です。

 復刻本発行は1982年、500部の限定版です。

 小川芋銭は、百態の河童を描いたとのことですが、この本の中にも、「河童十二題」が掲載されています。

 芋銭翁の旧宅は、記念館になっています。「河童名所探訪」に写真を掲載しているので、ご覧になってくださいね。


  収蔵品番号:PT007(2004/02/17) 手塚治虫河童絵
手塚治虫河童絵  浅草曹源寺の庭に建つ河童堂の天井には、漫画家が描いた河童の絵が奉納されています。

 この絵は、鉄腕アトムの作者、手塚治虫氏が書いた河童の絵です。

 かわいらしいロボットのマンガを画くイメージとはちょっと違った河童ですが、大人の雰囲気の河童、案外、作家の本質はこの河童絵に表れているのかも 知れないと、この絵を見るたびに感じます。

 表の顔と、リラックスして自由に振舞っているときの顔、本質を見ることができるのは後者の方ではないでしょうか。

  収蔵品番号:PT006(2004/02/15) かっぱまんじゅう
かっぱまんじゅう  やはり「かっぱ寺新年会」でお会いした「静岡かっぱ村」の北野龍雄氏からお土産としていただいた「かっぱまんじゅう」に 付いていたパンフレットです。

 富士山を抱いた河童のおまんじゅうは、食べちゃいました(^0_0^)

 このお菓子屋さん、社名までが「(有)かっぱ」。社長さんは、よっぽど河童好きなのでしょうね。


  収蔵品番号:PT005(2004/02/15) 河童絵葉書
天竜絵葉書  浅草「曹源寺」にて開催された「かっぱ寺新年会」でお会いした「駒ヶ根天竜かっぱ村」の石塚利徳氏からいただきました。

 描かれた絵葉書をたくさん持ってきてくれました。好きな1枚とのことでしたので、私はこれを頂きました。

 もちろん、印刷ではなく、肉筆画です。

 さすがにプロの絵ですね、表情がなんともいえません。上目遣いで酒をすする。まるで私自身を見ているよう(^ム^;)

  収蔵品番号:PT004(2003/05/18) かぼちゃを盗む河童

 浅草の河童寺(曹源寺)で開催された、「河童新年会」の時に、画家の「鬼海正夫氏」からいただいた色紙です。

 畑に忍び込み、こっそりと盗む。そんな雰囲気がよくでています。さすがにプロの絵ですね。

 さて、この河童の顔、だれかに似ていませんか(^ム^;)


収蔵品番号:PT003(2002/11/10)  かっぱ扇子   鎌倉 荏柄天神社

 鎌倉にある荏柄天神社の、横山隆一氏による河童絵扇子です。

 荏柄天神社は、学問の神様である菅原道真公を祀った神社です。道真公を祀った神社では、「筆供養」が行事になって いるところが多く、この荏柄天神社でも、毎年秋に行われます。

 荏柄天神社には、「かっぱ筆塚」があります。清水崑氏が最初に筆を奉納したのが始まりとのことです。そして清水崑氏亡き後、横山隆一氏が引き継がれ、 横山氏もお亡くなりになった今は、小島功氏が中心となって、「かっぱ筆供養」が開催されています。

 筆塚には、清水崑氏・横山隆一氏・牧野圭一氏を始め、手塚治虫氏など日本の著名な漫画家が奉納され、レリーフとなって筆塚を飾っています。 そんなことから、荏柄天神社の筆供養は、河童の筆供養でもあることから、全国から河童愛好家が集まり、盛大に催されています。

 この扇子は、筆供養の初穂料を納めると、お返しとして渡されます。建前上は、非売品ですね。


収蔵品番号:PT002(2002/11/10)
富山の薬売りのパンフレット   故板久安信氏所蔵



 「水虎相傳」とタイトルに印刷されています。中国伝説の水性妖怪ですね。でも、これはりっぱな河童です。

 この物は、私も親しくお付き合いさせていただいたいた、河童連邦共和国副大統領であった、故板久氏が所蔵する貴重な江戸時代の印刷物です。

 神田の古本屋で買った古書に、偶然挟まっていたとは、ご本人から聴かされています。この発見が、板久氏を、生涯の河童研究者にしました。

 富山の薬売りが、全国を廻って売り歩く際に、話題として提供するために書かれた、いわば「話題集」の一つであろうと推定されています。

 各地で目撃されたという河童の姿が描かれ、伝承までが書かれています。同じ内容の河童伝承が、全国のあちこちで残っているのも、この印刷物がその起源と 考えても良いのではないかと思っています。

 板久さんがお亡くなりになった現在、この印刷物はどのように保存されているのだろう。ちょっと心配しています。

2003/09/06


収蔵品番号:PT001(2002/11/10)
ネネコ 利根川の河童
   出典:利根川図志


 『利根川図志』は、安政年間、下総の布川に住む医師、赤松宗旦義知によって刊行された、利根川流域の地誌です。
 河童については、その巻一の『物産』の項目の最後に書かれています。河童を、利根川流域の『物産』としているのが 面白いですね。

  赤松先生は、まず、当時権威の有った書籍『本草網目』には、カッパは『水虎(注1)』であると書かれているが「的を得ているとは思えない」と 書き出しています。そして、『望海毎談』から引用し、 「利根川にネネコというカッパがいる。毎年毎年その居場所が変わる。土地の人々は、その変わった居場所を知っている。 カッパのいるところでは人々にも禍が及ぶ」と紹介し、続いて『牛山活套』からは、 「筑紫の方では、カッパのたたりが多い。スイカズラの花を煎じた湯を用いれば、すばらしい効能がある」 試してみるべきだと言っています。河童は『すいかずら(注2)』が嫌いなのだと言うのです。

 続けて、「手や指を切断したとき、それをつぐ薬をカッパから受けとったということは、どうかと思うけれど、もしかしたらそのようなことがあるのかも知れない」と 『賢瓠広集』から事例を引いて紹介しています。河童と薬を結び付けています。

 河童と薬については、私も考えていることがあるのですが、残念ながら研究が不十分でここに書けません。別項で触れたいと思います。

注1)水虎(スイコ) 中国の水に住む伝説の動物です。
   「虎」を使っているので、獰猛な獣なのでしょう。
注2)すいかずら   つる性常緑低木。5〜6月に白い花。
   果実は黒。山野にはえ、葉は薬用になる。

 
2002/10/20


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